医師の方々の転職において、応募する医療機関にこだわらないのであれば、履歴書・職務経歴書というものは、あまり重要ではないのかもしれません。
しかし、希望する医療機関に、希望条件をクリアして好条件での転職を実現するためには、非常に重要な書類です。
職務経歴書には、履歴書のような決まった様式はありませんので、Wordなどを使用してA4用紙1・2枚程度にご自身の経験・キャリアを順に記入するのが一般的です。まず、ドクターの場合には研修医から始まり、これまで勤めた病院等をすべて明記します。ここに、履歴書に書ききれなかった業績、手技や症例数等についても、細かく列挙しましょう。特にアピールできるものがあれば、さらにご自身を売り込む材料となるはずです。
- 01.勤務した医療機関先と概要
- 履歴書に記載した、これまでに勤務してきた医療機関名と在籍期間を記載し、その医療機関の概要がわかる情報(病床数、急性期・亜急性期・療養型などの区別、手術症例数など)を記載します。
- 02.その医療機関での診療内容
- それぞれの医療機関で、あなたが携わった診療内容を簡潔に記載します。具体的には、いつ(期間)・どの診療科で・どのような患者に・どれくらい診たかといった内容になります。
- 03.業績面での貢献内容
- あなたの診療及びその他院内での業務において、医療機関の業績・運営の仕組み・プロジェクト・スタッフへの教育などで、あなたが関わって挙げた実績を数字も交えながら具体的に記載します。
- 04.マネジメントの経験
- あなたの診療部門やプロジェクト、委員会などでのマネジメント経験がある場合には、管理・指導した部下の人数、指導内容などを記載します。
- 05.資格、所属学会、研究内容
- 認定医、専門医、指導医などの資格、所属学会及び発表した研究内容を、わかりやすく要約して列記します。
- 06.自分が今後取り組みたい、PRしたいこと
- これまでの経験を踏まえ、今後あなたが取り組んでいきたい業務、分野、症例などを記入するとともに、自分の能力や業務に対する姿勢などPRしておきたい内容を記入してます。